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( ゚∀゚)ジョルジュがシヤワセを探すようです   2008.07.10


 



宇宙の最果てに、まだ誰にも知られていない惑星がある。






 
地球人が住むことができないくらいに、汚染された星であるが、その星には生命があった。

そこに生きる生命は、人間に酷似した容姿の動物のみであった。
後の世界で彼らが発見された時、その人種は“オクトピアン”と呼ばれるが、これはまた関係のない話だ。

その惑星には、争いはない。
“圏外第137惑星”では、争いで得られるものなど一つもないからである。
更に、“オクトピアン”は、その種としての特性から、男女がそばに居なければ、生命を維持できない事もある。

そしてもう一つ、常に砂が嵐と共に舞うこの星の大地では、小さな村が賽の目のように点在していること。
この為、単に隣村へ軍を動かすだけでも死者が出る。

そんな大地で今、旅を始めようとする青年がいた。



 _
( ゚∀゚)ジョルジュがシヤワセを探すようです



 
“惑星137”の赤い湖のほとりに、小さな石造りの家が建っていた。
植物の育たないこの星では、石以外の建築資材は無いため、全ての建物が石造りだ。
 _
( ゚∀゚)「暇だなぁ……」

その家の中には、ろくな物は何一つない。
強いて挙げるならば、衣服も身につけない男女と、小じんまりとした石テーブルがあるのみだ。
男は、ため息をつきながらでこぼこの冷えた床に寝転ぶ。
 _
( ゚∀゚)「おい、デレ。何か面白い話ないのかよ?」

ζ(゚ー゚*ζ「ありません」

デレと呼ばれた女は、ひどくさっぱりと返した。
対する男も、特に期待はしてなかったようで、冷たい返答にため息を漏らすこともなかった。



 _
( ゚∀゚)「……どうしてまぁ、人生ってこんなにつまらないのかねぇ」

それぞれの指先に吸盤がついた異質な手を、男はわきわきと動かした。
 _
( ゚∀゚)「ご先祖様も、よくこんな世界を存続させようと思ったもんだね」

男はイライラした様子で毒づく。確かに、この世界はまことつまらない。
ここで出来る事と言えば、石切をして家を建てるか、女と生殖に及ぶかしかないのだ。

ζ(゚ー゚*ζ「退屈すぎて、する事が生殖のほかに無かったんじゃないですか?」
 _
( ゚∀゚)「俺はもう生殖も飽きたよ……」

男は、ふわぁと口を開いてあくびをする。寝転んだ彼の姿は、なんとも退屈そうだ。



 _
( ゚∀゚)「いっそ、死ぬか?」

ζ(゚ー゚*ζ「駄目ですよジョルジュさん、戒律違反は」

この村では、戒律によってある程度の行動の制限がある。
それに縛られて生きるのも、また一種、退屈しのぎにはなるのだが――。
 _
( ゚∀゚)「つまんねえなぁ……」

ジョルジュと言われた男はまた、あくびをした。と、彼は伸ばしかけた体を急に止めた。
 _
( ゚∀゚)「……デレ、吸収させてくれ」

ζ(゚ー゚*ζ「はいはい。……ほら」

デレは、胸部の膨らみを持ち上げて、半身を起こしたジョルジュに近付く。
それに呼応するように、ジョルジュの吸盤付きの左手が本能的に乳房に伸びる。

ζ(゚ー゚*ζ「ん……」

この行動は、ここでは男がエネルギーを得ることに他ならない。
ここで、惑星137に暮らす人間の特徴を記しておく。



 
まず男は、ただ呼吸をしたりするだけで、地球の人間のようにエネルギーを消費する。
対して女は、生きているだけでエネルギーが体内から生成されていく。

このままだと、この星は女の支配下に置かれる事になるだろうが、現在ではそうなっていない理由がある。
女たちは、生成されたエネルギーを消費する術を持たない。
すると、溜まったエネルギーが熱となり、一週間保たずに死ぬのだ。

だから、男が吸盤を付けるという進化をし、エネルギーの塊たる乳から、その受け渡しをしているのだ。

こんな習慣から、未来でここは“おっぱい星”とされ、そこに住まうは“おっぱい星人”である。
 _
( ゚∀゚)「はー……エネルギー不足って急に来るなぁ……」

ジョルジュはしばらくデレのおっぱいを掴んで動かなかったが、やがて安堵のため息をついた。



 _
( ゚∀゚)「……なんか面白いことないのかよ、デレ」

ζ(゚ー゚*ζ「その台詞、今日二回目ですよ」

する事と言えば、建築、生殖、エネルギーの授受におしゃべり。
こんな退屈な星で、人々は面白いこと探しに没頭する。

ζ(゚ー゚*ζ「……あ、そういえば。一つだけありました」
 _
( ゚∀゚)「お、なんだよあるじゃないか。聞かせてくれ!」

ジョルジュはパッとデレのほうを見て、目を爛々と輝かす。

ζ(゚ー゚*ζ「なんでも、イの村のブーンさんって人が、新しい感情を見つけたそうですよ」



 _
( ゚∀゚)「新しい……感情? なんて言うんだ?」

あまりパッとしない話だが、聞かないよりはましだろう。ジョルジュは相槌を打つ。

ζ(゚ー゚*ζ「たしか、シヤワセとか言いましたかね。まぁ、嬉しいとあまり変わらない感情らしいですけど」
 _
( ゚∀゚)「シヤワセ……か」

ジョルジュは、更にその目の輝きを強くした。シヤワセという言葉の響きが、突然彼の心を魅了した。
 _
( ゚∀゚)「ふふ……ふふふふ……「シヤワセ」か! 面白いな、そりゃあ! 俺ちょっと、イの村に行ってくるぜ!」

ζ(゚ー゚*ζ「はいはい、晩までには帰ってきて下さいね」

これが、長い旅になるとは、ジョルジュもデレも、想像がつかなかった。

ジョルジュは駆け出すと、そう離れていない村へと一直線に走った。砂煙も、この星の住人なら慣れたものだ。
あっという間に彼はイの村に到着してしまった。



 _
( ゚∀゚)「ブーンという奴はいるか!?」

目当ての男は、村の入り口に仁王立ちしていた。

( ^ω^)「おっおっ、僕も有名人になったおw」
 _
( ゚∀゚)「お前がブーンか? シヤワセを見つけ出した、ブーンなんだな?」

( ^ω^)「まさにそうだお! お兄さん、「幸せ」について聞きたいんだおね? こっちに来るお!」

ブーンは気さくな男だった。ジョルジュは案内された家に上がり込むと、正座してブーンを見据えた。
 _
( ゚∀゚)「それで、シヤワセってのはどんな感情なんだ?」

勿体ぶろうとするブーンに、ジョルジュは質問を浴びせた。
少し不機嫌な顔をしながら、珍妙な石帽をかぶったブーンは答える。

( ^ω^)「幸せとは、基本的に喜びの絶頂のことだお。嬉しくて仕方ない時、人は幸せだお」



 _
( ゚∀゚)「……ちんぷんかんぷんだな」

( ^ω^)「え、ここで?」

ジョルジュは、残念なくらい馬鹿だった。
 _
( ゚∀゚)「もっとよ……シヤワセってのはこんな気分だっ! ってのを感じれると思ったんだが……」

( ^ω^)「あぁ、幸せを感じる方法? それならあるお。暇つぶしにはちょうどいいお!」
 _
( ゚∀゚)「マジか!? 教えてくれ!」

一度沈みかけたジョルジュが、再浮上してくる。

( ^ω^)「旅をするんだお。この世界の、全ての村々を!」
 _
( ゚∀゚)「おっしゃあ! ちょっとシヤワセを探しに、行ってくるぜ!」

そして、阿呆のジョルジュはまた走り出してしまった。自分の阿呆さも知らぬままに。

( ゚ω^)「……頼んだお、名も知らぬ人……僕の研究を、君が完成させてくれると信じるお……。
       大丈夫、幸せはこの世のどこかに、きっとあるんだお……」



 
リの村の外れで、砂嵐に巻かれた少女が、涙を流していた。
彼女はここに放置されて何日経つだろうか。はじめは緩かったのであろう手錠と足枷が、
生成されたエネルギーで膨らんだ各部をギチギチ締め付けていた。

( ・∀・)「誰がお前のエネルギーなんて吸ってやるか! バーヤバーヤwwwwww」

(*;ー;)「や、やめて……」

そんな少女を、石靴を履いた一人の少年が蹴る。容易に皮膚が裂け、ホカホカ湯気を出すほど熱い血が吹き出た。

<ヽ`∀´>「ウェッwこいつ熱暴走起こしかけてるニダwww」

少年たちの一人が、飛んできた血から慌てて離れて、濁った笑い声を上げる。

( ・∀・)「よっしゃ、真昼の花火お願いしまーす!」

少年たちは、少女から数歩離れて、腕組みをした。

次第に、少女の様子がおかしくなる。



 
(;゚-゚)「だ、やぁ……からだが熱い……」

少女は身を捩るが、そんな事では熱は収まらない。滲んだ汗もすぐに蒸発する。
そして少女は、血が沸騰しているのだろうか、突然体を震わせ出した。

(((*゚々。)))「あ……が、phろnヴぁrthw;くあmt」

(*゚々。)「……s」

その振動が一瞬だけ止まった。次の瞬間、少女の腹が爆発し、五臓六腑がズタズタになりながら吹き上がった。

( ・∀・)「たーまやー!!」

<ヽ`∀´>「かーぎやー!!」

( ・∀・)「おまwwww鍵屋派かよwwwwww死ねwwwww」

<ヽ`∀´>「ウヘヘwwお前が死ねwwwwww」

二人の少年は、笑い合いながら少女の骸を放置して、どこかへ歩いていった。



 
数十分後。ジョルジュが少女の遺体の横に佇んでいた。
 _
( ゚∀゚)「……お前は、熱暴走したのか?」

少女は既に息絶えていたから、何も答えなかったが、ジョルジュは勝手に頷いた。
 _
( ゚∀゚)「旅の途中じゃ、エネルギーを捨てることも得ることも出来ないからな……すまない、あんたのエネルギーもらってくぞ」

ジョルジュは、血まみれの少女の胸に手を当て、しばらく目を閉じていた。
やがて、手を離すとともに、目を開け、一滴の涙を零した。
 _
( ゚∀゚)「……デレには、何も言って来れなかったな。……何も言わないほうが良かったか」

屍を跨ぎ、ジョルジュは目前に見える、リの村に向かって歩き出した。
ありがとう、と小さな声が聞こえた気がした。



 _
( ゚∀゚)「リの村には、確か学校とかいう教育施設があったんだよな……」

ジョルジュはぶらぶら歩きながら、独り言を呟く。
 _
( ゚∀゚)「そこに行けば、シヤワセについて知ってる人間がいるかも知れんな」

学校の位置は、すぐに分かった。村の中心にあって、一番大きな建物だったし、何やら人だかりが出来ていたからだ。
 _
(;゚∀゚)「おいおい、なんじゃこら?」

一番近くにいた男の肩を叩いて、訊く。振り返った顔は、なんだか不機嫌そうだった。

('A`)「モララーっていうガキが、女の子を村外れに放置して、熱暴走させたみたいでな。
    だが、それに対する学校の対応がまた臆病でな、それに怒った奴らが集ってんだ」
 _
( ゚∀゚)「村外れに……女の子?」



 _
(;゚∀゚)「つか、何だよそれ。殺しは戒律違反だろ?」

ジョルジュの言葉に、男は「そら来た」と嬉しそうな顔をする。

('A`)「この村じゃあ、モララーの父親が権力持っててな。あいつが、戒律を自由に操ってる」
 _
(;゚∀゚)「な……」

愕然とした。
こんなに文明が発達した村を、そんな屑が支配しているだと?

('A`)「まぁ、世間じゃ珍しくもない話さ……おい、どこ行くんだ?」
 _
(#゚∀゚)「モララーとかいうのをぶち殺す!」

ジョルジュが叫ぶと、学校前に集まっていた民衆が拳を突き上げて叫んだ。石斧を手にしているものもいる。
 _
( ゚∀゚)「……よし、行くぜえ!」



 _
(;゚∀゚)「ぬわーっ!」

数分たたずに、権力者は処刑され、その一族の血は絶たれた。
結果的に村は救われたし、ジョルジュはもう村の英雄的存在になっていた。

だからこそ、ジョルジュは今後役立ちそうな石斧と、材質不明のマントだけ頂いて、村をあとにしていた。
 _
(;゚∀゚)「やばいって俺! 戒律破っちまったって!」

人を殺した。それだけで天罰が下るには十分な理由がある。絶望に打ちひしがれ、ジョルジュは膝をついた。
 _
(;゚∀゚)「……あれ? えーっと確か、戒律を破った人間を殺すのは良いんだったか?」

暇つぶしに記憶した十戒を思い出す。ジョルジュはしばらく指でこめかみをつついて、やがて立ち上がった。
 _
( ;∀;)「よかった……天罰回避ktkr……」



 
ジョルジュはゴワゴワするマントを羽織って、また歩き出した。
 _
( ゚∀゚)(……しかし、あの女の子はいじめられた末に、あんな目に遭ってたんだな)
 _
(#゚∀゚)「くそっ、何が「いじめ」だ。汚ねぇ響きの言葉だぜ」

ジョルジュは小石を蹴ってから、思案に耽った。
 _
( ゚∀゚)(でも、俺がガキで……どうしようもなくヒマだったら、同じ事をしてたかも知れないな)
 _
( ゚∀゚)(……何なんだよ、この世界……本当にシヤワセなんてものは、存在すんのか?)

半信半疑のまま、ジョルジュは歩き続ける。次の村、ワの村へと。



 _
( ゚∀゚)「……なんだ、ここ……変な形の石がいっぱいある……」

今までの人生でジョルジュは、リの村にまでしか来たことはなかった。
だから、ワの村が少し寒いことも、交通の拠点として乗り物が発展していることも知らなかった。
 _
(;゚∀゚)「うー、さみぃ……そろそろエネルギーもないし、誰か有り余るおっぱいを探さないと……」

だが、その村は気温と同様に、皆冷たかった。
結局、道端に寝転んでエネルギー乞いという恥ずかしい真似をして、ようやくジョルジュはエネルギーを得た。
 _
(;゚∀゚)「はぁ……まさか殺した挙げ句に死にかけるとはな……」

ともあれ、ジョルジュはここから出ているらしい石車に乗り、出来るだけ遠くを目指すことにした。


 _
( ゚∀゚)「おい、ねーちゃん。この石車とやらは、どこまで行くんだ?」

川 ゚ -゚)「この世界の最果てと言われる、スの村まで行ける。金さえ寄越してくれればな」
 _
( ゚∀゚)「カネ? なんだよそれ?」

繰り返すが、ジョルジュはワの村に来たことはない。
だから、この先の村では流通している「カネ」の存在も、知らなかった。

川 ゚ -゚)「なんだ、田舎者か? カエレ……と言いたいところだがちょっと待て!」

石車から突き落とされた挙げ句に待てとか言われましても。
ジョルジュは内心苛立ったが、世界の果てに行くには彼女が必要だ。
 _
( ゚∀゚)「なんすか?」

川 ゚ -゚)「その石斧……よもや、リの村の名工、ショボンの作ではないか?」

女は石斧を指差して、目をぎらぎら輝かせて言う。



 _
(;゚∀゚)「まぁ、これは確かにリの村で手に入れたもんですけど」

その反応に若干引きながらジョルジュは答えた。

川 ゚ -゚)「よし来た、スの村に行くんだろう? 乗れ!」

女はぽんと手を叩くと、ジョルジュを引っ張り上げ、石車に乗せると発進させた。

川 ゚ -゚)「いやぁ、ショボンの石斧をほしがっている奴が途中の村にいてな。100万コールド出すって言ってるんだよ」
 _
( ゚∀゚)「はぁ」

金の話はまるで分からないジョルジュだったが、長い旅路、エネルギー交換をしたこともあって、女とは親しくなった。
女は名前をクーと言って、長い黒髪が印象的だった。
 _
( ゚∀゚)「そういえばクーさん、シヤワセってご存知ですか?」

ある村で、約束の100万コールドを手にいれ、ホクホク顔のクーに、ジョルジュは訊いてみた。
クーは、世界を旅している。知らない事はないだろうとジョルジュは踏んでいた。


 
川 ゚ -゚)「シヤワセ? ……そう言えば、そんな話を聞いたこともあるな」
 _
(*゚∀゚)「ほんとですかっ!? 教えてください!」

ここに来て、ようやく手掛かりが掴めた。ジョルジュはいきり立って、クーに詰め寄る。

川 ゚ -゚)「……スの村に、シヤワセとやらを見つけた人間がいるらしい。話を聞いたことはないが、
      何でもシヤワセとやらは身近に潜んでいるものらしいな」
 _
( ゚∀゚)「身近に……?」

ジョルジュは首を直角に傾げた。その様子に、クーは珍しく頬を緩ませた。

川 ゚ー゚)「まぁ、行って、直接話を聞けば分かるだろう」

楽観的すぎるとは思ったが、ジョルジュには従うほかない。石車はなおも走った。



 
スの村は、道中クーから聞かされたように、何もない村だった。
二三個石造りの家がぽつんとあるだけで、他は何もない。

川 ゚ -゚)「私はここで待っているよ。シヤワセだかに興味はないからな」

クーは石車の窓から顔を出して、ジョルジュを見送った。
なるほど、下手に付いてきて「つまんね」とか言われるよりは余程いい。
 _
( ゚∀゚)「シヤワセが何か分かったら、すぐ戻ってきますから」

川 ゚ -゚)「待ってるぞ」

たかが三つの家、適当に当たれば、シヤワセを見つけた人はいるだろう。
ジョルジュはとりあえず、一番大きな家に上がった。

/ ,' 3「幸せを探しに来たのかね?」

いつだかのジョルジュのように、寝転んでいるおじいさんは言った。
若干驚きながら、ジョルジュは答える。
 _
( ゚∀゚)「はい。遥かイの村から、シヤワセを探しに、やって参りました」



 
/ ,' 3「ほっほっ……そうか、イの村か。これは難儀じゃのお」
 _
( ゚∀゚)「……え?」

ジョルジュの眉がぴくりと動いた。まさかの釣りか? という考えが浮かんだが、それも違った。

/ ,' 3「少年よ。お主の幸せはここには無いし、幸せの見つけ方などは存在しないのじゃよ」
 _
(;゚∀゚)「ど、どういう事です!?」

ジョルジュは石卓を叩いた。打ち付けられた掌が、赤くなってじんじん痛む。

/ ,' 3「そうじゃの、ヒントをやろう。ワシの幸せはここ、スの村にあった。お主の幸せはどこにあるのかのう?」

ジョルジュはすぐさま、きびすを返した。おじいさんの言葉に、胸がざわついた。
デレは今頃何をしているだろうか? まさか、自分を待って家に籠もり、熱暴走を起こしたりしていないだろうか。
ジョルジュは急に不安になり、クーに、石車を全速力でイの村まで飛ばすよう言った。





スセモイゑシミメユキサア

テエコフケマヤクオノゐウ

ムラナネツソレタヨカワ

ヲルヌリチトヘホニハロイ



ζ (。々゚*ζ

 _
( ∀ )「……ははっ」



 _
( ∀ )「クーさん、俺、解りましたよ」

川 ゚ -゚)「……そうか」

家の中にあったものを確認して、ジョルジュはすぐに出て来た。その顔は、一瞬でひどく痩せこけていた。
 _
( ;∀;)「……こんな目にあったら、誰でも解りますよね……シヤワセって何なのか……何だったのか」

ジョルジュは、小石を赤い湖に叩きつけた。まるで、デレのその瞬間のように、赤い飛沫が空に弾ける。

川 ゚ -゚)「……これから、どうするんだ?」
 _
( ;∀;)「……さぁ。ぜんぜん分からないな……」

ジョルジュは、ゆっくりと顔を上げて、絞り出すような声で言った。
クーは涙でぐちゃぐちゃになったジョルジュの顔を指で拭く。

川 ゚ -゚)「……分からないなら、ヒントをやろう」



 





川 ゚ー゚)「私のシヤワセはそこの家にあった。ジョルジュ。君の、次のシヤワセはどこにある?」








おわり


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