証券 K.2nd:ブーンは殺してしまったようです

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ブーンは殺してしまったようです   2008.07.10


('A`)「……何で『アイツ』を殺した?」

(  ω )「……僕のせいじゃないお」

ブーンの返事を聞いたドクオは、わざとらしく溜息を吐いた。
ブーンへの失望感を隠さず、むしろ見せ付けるように。
そして今度はブーンに対する憎しみを隠そうともせず、責めるような口調で質問した。

('A`)「誰のせいかは聞いてないんだよ。何で『アイツ』を殺したかって俺は聞いてるんだが?」

責めるような、ではない。実際ドクオはブーンを責めているのだ。
見かけの割には頭が切れる彼のことだ。
ブーンが『アイツ』を殺した理由の見当はついているのだろう。
彼はブーンの心を痛めつけようとしているのだ。

(  ω )「殺すつもりなんて無かったんだお! まさか死ぬなんて思ってなかった……
       僕に生意気なこと言ってきたから、ちょっと脅しただけだお。
       ……人があんなにあっけなく死ぬなんて、知らなかった。僕は悪くない」

('A`)「『僕は悪くない』? 本気でそう思ってんのか?」



ドクオはブーンを睨みつける。
爬虫類のような目だ、ブーンはそう思った。
一見、なんの感情も持ち合わせていないように見えて、その実、相手へのはっきりとした害意に満ちた目。
陰湿で、粘りつくような悪意の目。
僕は、そんな目でお前に見られる覚えは無い。

(  ω )「そうだお、僕のせいじゃない。
       『アイツ』が素直に剣を渡してくれれば、こんなことにならなかったお。
       そうだ、全部『アイツ』自身のせいだ。自業自得だお。僕は全く悪くないお」

そうだ、何もかも『アイツ』のせいだ。
弱いくせに調子に乗って。雑魚なら雑魚らしく僕の言葉に従ってれば良かったんだ。
あの剣だって『アイツ』にはもったいないものだ。身の程を知らない『アイツ』が悪い。


('A`)「いや、『アイツ』が死んだのはお前のせいで、悪いのはお前だよ」

そんなブーンの『言い訳』を、ドクオははっきりと否定する。




('A`)「初めっから分かっていたことだろうが。お前の言葉一つで、指先一つで、選択一つで、人は簡単に死ぬ。
    お前がプレイしている世界はそういう世界だ。お前は自分の行動に責任を持たなければならない。
    ここから先、俺はもうお前を手伝わないぜ」

( ;ω;)「――ッ! やめてくれお! 見捨てないでくれお!
       僕一人じゃ、これから先どうやって進めばいいか分かんないお!
       ……お願いだ。僕を見捨てないで。助けてくれお、ドクオ」

ドクオ無しにここから先進むのは無理だ。ここまで進むことが出来たのだって、ドクオという先導者がいてくれたからだ。
ドクオがいなければ間違いなく自分は『詰んで』しまう。
ブーンはドクオの意見も聞かず、軽率な行動をしてしまった自分を恨んだ。


('A`)「……チッ、今回だけだからな」




そんなブーンを見て、多少溜飲が下がったのだろう。
ドクオは「やれやれ」と呟きながらブーンに向き直った。
もう、その目から粘りつくような悪意は感じられない。

('A`)「……まったくお前は」



('A`)「どうしてガラハド殺しちゃうかなぁ…… アイツに何オーラムつぎこんだと思ってんだよ……」

( ;ω;)「おおーん! だってホントに死んじゃうなんて思ってなかったんだお!
       いくら『殺してでも うばいとる』選んだからって、まさかホントに殺すとは……
       だって名前アリのキャラだお!? 無名キャラとかじゃ無いんだお!?
       あんなあっさり死ぬなんて普通は思わねーお!」



終わり

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