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( ・∀・)白い部屋のようです 2009.05.04
ここで昔話。
僕は高校三年生の夏に、遅いながらも志望大学を定め、ただひたすら勉強に邁進した。
夏の夢、秋の孤独、冬の雪、春の花
これが高校最後の一年の全てである。
冬の後に春が来て、本当に良かったと思っている。
だって、人生の一番楽しい時期を犠牲にして得たものが、花ではなく闇だとしたら。
想像するだけで寒気がする。もしそうなればぼくはきがくるっていただろう。
(-@∀@) 「 」
ただひたすら机に向かい、先生にこびへつらう毎日。
睡眠より自主学習の時間が多い毎日。
早くから進学先が決まった人を尻目に、春の花を待った。
そんな日々を過ごす中で、僕は不思議な夢を見たんだ。
( -∀-)
深夜の暗さを持つ世界。
五感のうち、聴覚だけが働きを保っていた。
上から、後方から、カルテから、避雷針から、ボールペンの中から、歌が聞こえた。
君はおりこう
みんな知らないけど
君はおりこう
みんな知らないだけ
やけにハイトーンな、耳障りな歌が聞こえる。
誰を風刺したものなのか。
君はおりこう
みんな知らないけど
君はおりこう
みんな知らないだけ
君はおりこう
僕も知らないけど
なつをしらないきみとわすれたぼく
ぼくはきみ きみのはるはやm
( ・∀・) 「*+‘{:#119@:;」
奇声を上げて飛び起きた僕。
今の夢は誰の夢だ。
急に実体の無い恐怖に囚われ、テレビを付ける。
今、人気だという恋愛ドラマの再放送が放映中だった。
しばらく放心状態になりつつも、ドラマを見る、見る、見る。
全てを犠牲にしてきた僕と、対照の世界がそこでは展開されていた。
( ・∀・) 「あなたが好きです」
何気なしに劇中の台詞を真似し、発する。失われつつある何かを補完するかのように。
”遂に秘めた想いを伝えることが出来た”
”夕焼けが、真っ赤に染まった私の頬を隠してくれた”
主人公のナレーションが入る。僕の顔は青ざめていた。
羨ましくないましね羨くい羨なまくい。しな
( ・∀・) 「*+‘{:#119@:;」
奇声を上げて飛び起きた僕。
今の夢は誰の夢だ。
急に実体の無い恐怖に囚われ、テレビを付ける。
お金が無いので付けれない。それかカードを誰か私に。
白いベットに黒い吐瀉物を撒き散らしながら、ぼくはこーるする。だれを
( ・∀・) 「*+‘{:#119@:;」
奇声を上げて飛び起きた僕。
今の夢は誰の夢だ。
真っ白い部屋がカルテがボールペンがアルツトが僕を睨む。
コードのないラジカセ。開かない窓。出ないお湯。
ああ、そうだ。ここは。
end
お題
・夕焼けが、真っ赤に染まった私の頬を隠してくれた
・冬の雪、春の花
・ 君はおりこう
みんな知らないけど
君はおりこう
みんな知らないだけ
君はおりこう
僕も知らないけど
なつを
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