証券 K.2nd:('A`)酒盛のようです( ・∀・)

K.2nd

とまってます

TOP > スポンサー広告 > ('A`)酒盛のようです( ・∀・)TOP > 総合短編 > ('A`)酒盛のようです( ・∀・)

スポンサーサイト   --.--.--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

('A`)酒盛のようです( ・∀・)   2009.04.11


('A`)「ただいま帰りやしたーっと」

( ・∀・)「お邪魔しやすー、と」

('A`)「テレビテレビ…」

( ・∀・)つ[]「ほいリモコン。下落ちてた」

[]⊂('A`)「ん、さんきゅ」

ピッ

『アイラービニッ♪』


(  ・∀)「ぐい呑みどこだったっけ?」

('A`)「そこの棚。下の段な」

(  ・)ノ「うぃ」

『綺麗なお姉さんは、好きですか?』

ヽ('A`*)「好きでーす!」

(  ・∀)つ「……大丈夫かお前」

('A`)「至って正常な嗜好かと」

( ・∀・)「や、なんで叫ぶの返事してんの」

('A`)「うっせぇほっとけぐい呑み寄越せ」

( ・∀・)つu「飲む前からこのテンションとか……どんだけー」

u⊂('A`)「たまに飲み友来た時くらいハイになっても
    バチは当たらないと思うんだ」

「ま、とりあえず」( ・∀・)つuu⊂('A`)「ん、乾杯」



( ・∀・)「チャンネル変えるよー」

('A`)「おー」

ピッ

『ツン=ツンさんで「別にアンタのためなんかじゃ」でした、ありがとうございましたー!』

『ξ゚⊿゚)ξ<アリガトウゴザイマシター』

( ・∀・)「あ、ツン=ツン新曲出してたのか。聴きそびれちゃったなー」

('A`)「じきにドラマだ年末だで嫌ってほど聴けるだろ」

( ・∀・)「新たな刺激はなるたけ早くほしいじゃんか」

('A`)「言いながら貝ひも開けてんじゃねーよ、まださきいかも冷奴もあんだろが」



『~♪』

( ・∀・)「あれ? ツンちゃん出番終わってたよね?」

('A`)「は?」

『ζ(゚ー゚*ζ<アナータダケーヲミツーメテーイタイー♪』

('A`)「バッカお前デレーナちゃんじゃねーか間違えんなよオイ」

(;・∀・)「う、うるさいなぁ! 大体歌手って大概似たようなのいるじゃんか。
     どうせ俺なんてhitomiとaikoもV6とTOKIOもラルクとグレイもごっちゃになるよ悪いかバカ!」

('A`)「まず今言った人らとそれぞれのファンに土下座しろ、話はそれからだ」

m(   )m「正直すまんかった」

('A`)「まー俺も鈴木あみと浜崎あゆみ間違えたことあるけどさ」

( ・∀・)「うわ、それはないわ…」

('A`#)「蹴り出すぞコラ」


『―――…本日午後五時過ぎ、VIP市AA町のスーパーBOONにトラックが突っ込み……』

('A`)「なんだってあんなことすんのかねぇ」

( ・∀・)「さぁねぇ。狂えばわかるんじゃないかな」

('A`)「投げやりだなおいw」

( ・∀・)「や、だってそうでしょ。
     真っ直ぐな物差しで歪んだもの測っても正確な数値なんて出やしない」

('A`)「あー、まぁなぁ。俺なんか真っ直ぐなもんもロクに測れてねぇ気がするけど」

( ・∀・)「大抵皆そんなもんさ。市販の物差しよろしく『概ね正確なモノ』ばっかで」

('A`)「なんだそりゃ」

( ・∀・)「そのまんまの意味だって。どっちもミクロン単位まで正確なのはないだろ流石に。
     ただその…―――」

('A`)「その一ミクロンの誤差が当事者にゃ致命的だったりするんだろうな、と」

( ・∀・)「そゆこと」

( ・∀・)「……もし、これ以上ないってほど正確だと実感できるとしたら、
     それは歪んだものを歪んだ物差しで測った時だけ、なんだろうな」

('A`)「語るなぁ」

( ・∀・)「そりゃあ、酒と暇と話し相手の三拍子揃ってたらね」


『なるほど、つまり犯人はこいt』

『しかし被害者はその部屋にはいなかった!』

『そ、そうなのか…』

('A`)「33分探偵観る度にさー」

( ・∀・)「うん」

('A`)「探偵物について論文書く時いい例になるんだろーなーとか思うわけよ」

( ・∀・)「ことごとく探偵物のお約束ハズしてきてるから説明に使いやすそうだね」

('A`)「まぁだからどうってワケでもないんだけどさ」

( ・∀・)「ドクオってさ、何かに使えると思ってついつい
     空き箱やらちらしやら溜めてたりしない?」

('A`)「……悪かったな」

( ・∀・)「あはは。…お、今日はまたかなり無茶な姿勢」

('A`)「ちょ、止まれてねぇw」




('A`)「…っと、ツマミもうねぇや。買いにいk」

( ・∀・)「いいよ。もう十分食べたし。塩頂戴、塩」

('A`)「塩アテにしてでもってどんだけ飲みたいのお前w」

( ・∀・)「飲みたいからここ来たんじゃんかjk。
     塩オンリーが駄目なら有り合わせで作るぞ」

('A`)「冷蔵庫ん中ツマミになるの何もねぇって」

(  ・∀)「何かはあるでしょ、何かは」





('A`)「で、葱塩か」

( ・∀・)「単なる塩からワンランクアップでござい」

('A`)「や、うめぇよ実際。だから皿引くなって」

ー⊂( ・∀・)「えー」

m(  )m「オネガイシマスクワセテクダサイコノトオリ」

( ・∀・)つー「はいはいはい(元は俺んちのものだろとは言わないのなー)」


『む、メールか。……ッ?!』

『―――…それは、死んだはずの兄からのメッセージ』

『霊界監獄の、崩壊? 大量の悪霊がこっちにって…』

『―――…迫り来る危機を伝える、魂の叫び』

『頼む弟者、手を貸してくれ! 色々マジで洒落にならん!!』

『―――…霊感ゼロの弟は、しかし、その言葉を信じた』

『死んでまで手を貸せとは……っとに、流石だな、兄者』

『(´<_` )は悪霊を再封印するようです』

『―――…携帯を唯一の媒介とした、生者と死者との共闘が、始まる』

( ー∀ー)「制作費と書いて行数の無駄乙」

('A`)「何言ってんの、お前」

( ・∀ー)「ん、なんとなく言わなきゃ気が済まなかった」



('A`)「ふーん…。そういや最近、こういう死後の世界扱ったのとか
余命僅かと宣告された人がどうしたとかいう話多いよな」

( ・∀・)「それだけ死が普段縁遠いものだってことだよ、多分」

('A`)「あー、確かに。戦時中とか死と隣り合わせな毎日だったら
   わざわざ観ようなんて思わなそうだわ」

( ー∀・)「作る側もそれは同じだろうね」

('A`)「どうでもいいけどさっきの俳優って最近死に役多くね?」

( ー∀ー)「昔からじゃね?」





(* ・∀ー)「何が嬉しいってさー」

('A`)「おー」

(* ・∀・)「こういう下らない話聞いてくれて反応もあるってのがさー」

('A`)「また『壁に向かって喋ってろ』とか言われたか」

(* ・∀・)「ぴんぽーん。ちょっとTVにツッコミいれたり何度か話かけたりしただけで
    ぶちギレて黙れ帰れ壁相手にでも話してろとか酷いと思いません?」

('A`)「ウザイ人にとっちゃウザイんだろ。お前スイッチはいったらひたすら喋るし」

(* ・∀・)「だって話すのが僕的ストレス発散法だし。あとお酒」

('A`)「だから飲もうっつったんだよなお前。他人んちを居酒屋扱いしやがって」

(* ー∀・)「へっへっへー」

('A`)(大分回ってきてんなぁ)




―――…とか思う俺も顔に出るのが遅いだけで頭ん中なんかふわんふわんしてる。

モララーが作った葱塩もとっくに食べ尽して、酒だけでちまちまと飲み続けている状態だ。


『lw´‐ _‐ノv<サァテ、オシゴトオシゴト、ット

(;ФωФ)<コラコラ、コメハオイテクノデアル』


話の種を提供し、沈黙を埋めもしたテレビでは今、糸目の少女が茶碗と箸を手に夜の街を飛んでいた。






(* ー∀ー)「ぷぁー」

('A`*)「もう一杯ー」


最近話題の深夜アニメをほぼ無視し、俺らはぐい呑みを満たしては干す。

ちまちまと、でも確実に。


瓶の中身は、もう残り少ない。




('A`*)「……そういやリバイバルすんだよな、『夢魔の街』」

(* ・∀・)「楽しみ半分怖さ半分……でも嬉しいよなぁ、ファンとしたら」

('A`*)「中学ん時めちゃめちゃハマってたもんな、アレ」

(* ・∀・)「まだ俺最後の文言暗唱できるぜー」

('A`*)「俺だって余裕だねそんなもん」

(* ・∀・)「そんならいっちょ」

('A`*)「言ってみっか童心に戻って」





ああ。バカだ、バカがいる。

きっと今の俺ら、目も当てられないバカっぷりだ。

それでよかった。バカになるために集まったんだから。

こいつとならいつでもバカになれる、そんな自分は嫌いじゃない。

それに、多分こいつも俺にそれを期待してくれてんだから。

だから、とことんバカになる。

そもそも、どうせとっくに酔いどれだ。

悪を打ち払うヒーローを真似て、ほんの少し自分に酔ってもいいだろう。





(* ー∀ー)「『北方の天蓋 南方の十字架 悪夢絶つ光の盾と矛よ』」


天気予報しか流れなくなったテレビはもう消してしまった。


('A`*)「『希望開く賢者 運命に抗ずる戦士の魂を継ぐ者達よ』」


酒ももう、それぞれのぐい呑みにあるだけで全部だ。


u⊂('A`*)「「『閉ざされし現の幕を開き』」」(* ー∀・)つu


せっかくだから乾杯でシメるかと器を上げれば、飲み友も同じ体勢でいて笑いが溢れる。


「『尽きせぬ幻に』」(* ・∀・)つuu⊂('∀`*)「『終焉を』」


こつ、と陶器同士が音を立てた。

中の酒を飲み干したところで寝転がり、気付いたら次の日の昼だった。



おしまい

COMMENT

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL:
    (copyボタンはIEのみ有効です)
«  | HOME |  »
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。