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( <●><●>)的平和日常のようです   2008.12.29


 
(#*‘ω‘ *)「……」

 その日、彼女の機嫌は最高に悪かったと言えました。
 それなのに。

(;><)「あう……」

 そこには無残に潰れた蜜柑と気まずそうな私の主人こと、馬鹿が一人いました。
 馬鹿、ビロードは彼女が大事にしていた蜜柑を踏みつぶすという、とても私には真似の出来ない芸当を成し遂げた故にこの様になってしまったのです。

(;><)「あ、あの……」

(#*‘ω‘ *)「……ぽ?」

(;><)「なっななな何でも無いんですある訳無いんです!」

 ちらりと、ビロードは私の方を見ます。
 その目が私に『助けて』と訴えているのはワカッテマス。

(;><)「……」

(<●><●> )「さて、そろそろ夕飯の用意をしなくては」

(;><)「まだ十二時なんです!」



 ぐいっと服を摘まれて、逃げるにも逃げられないこの状況、さてどうしたものでしょう。

(;><)「た、助けてセバスチャン!」

( <●><●>)「そんな名前じゃないんですけど」

(;><)「じゃなかったワカッテマス」

 彼女からちょっと離れた所で、ビロードは小声になって話しました。

(;><)「このままだと僕死んじゃうんです……」

( <●><●>)「そうですか、アーメン」

(;><)「殺さないで下さいっ」

 そんな風に私を見る瞳があまりにも切実なものでしたので、私はつい遊びたく……いえいえ、力を貸す事にしました。

( <●><●>)「……ビロードが彼女の機嫌を損ねるのは昨日今日の事で無いのはワカッテマス、しかし」

( ><)「……しかし?」

( <●><●>)「他にも原因があるのです」

 こほん、と一度咳をします。
 不安でいっぱいなビロードの目はやはりつい遊びたく……ではなく、不安そうに揺らめきました。




( <●><●>)「お嬢様の生理が始まったのはワカッテマス」

( ><).:',':'.

(;><)「ななな何言ってるんですか、ワカッテマス!
      ていうかいつもならちんぽっぽちゃんの事お嬢様なんて言わないでしょう!?」

( <●><●>)「騒ぐと聞こえます黙れ」

 ああ、焦るビロードほど見ていて楽しいものはありません。
 勿論アレは嘘です。
 だって知っていたら変態でしょう?
 私に似た誰かさんみたいな。

( <●><●>)「お嬢様というのはあくまで機嫌を損ねない為です」

( ><)「そ、そうですか」

( <●><●>)「まあ良いです。
       それより何とかして彼女の機嫌を取りましょう」

( ><)「でも、どうすれば良いのか僕には分かんないんです」

( <●><●>)「そんな事もあろうかと」




lw´‐ _‐ノv「こんにちは、ビロードお兄さま」

 私はあらかじめ呼んでおいた彼女を呼びました。
 彼女はビロードのイトコ、シューお嬢様、年は十歳前後だそうです。

( ><)「シューちゃん、どうして来たんですか?」

lw´‐ _‐ノv「ワカッテマスちゃんが、呼んでくれましたの……」

 それはそれは大人しい子で、ビロードと精神年齢が入れ替わったのではと思う程に大人しい子でした。
 ビロードに見習ってほしい程に。

lw´‐ _‐ノv「……それで、ご用って何かしら?」

( <●><●>)「ああ、それはですね」

 私は二人に聞こえぬように、こそこそと話しました。
 シューお嬢様は、うんうんと頷きながら聞いてます。

lw´‐ _‐ノv「……まあ、ビロードお兄さま、が」

( <●><●>)「そういう訳でございますお嬢様、どうか彼を助けてやってはくれないでしょうか」



lw´‐ _‐ノv「ビロードお兄さまの危機、とあれば、ぜひ力をお貸ししますわ……」

( <●><●>)「ありがとうございます……ほら、ビロード」

(;><)「へっ!?」

 私はビロードに(無理矢理)頭を下げさせます。
 くすくすとお嬢様は笑いました。
 そう笑いながら彼女はちんぽっぽの所へ駆けて行きます。

lw´‐ _‐ノv「……ぽっぽちゃん」

(*‘ω‘ *)「ぽ?」

lw´‐ _‐ノv「ビロードお兄さまの事、許してくださらない……?」

(*‘ω‘ *)「ぽ……」

 それからシューお嬢様と彼女は二人だけで話す為に一旦部屋にこもりました。
 何分か後に扉が開きます。
 先に出て来たのは複雑な顔をしたシュー様でした。

lw´‐ _‐ノv「……話が、違うわ」

 くるりと振り返って彼女は言いました。
 一体どういう事でしょう。

lw´‐ _‐ノv「お兄さま、ぽっぽちゃんは、蜜柑を潰された事で……怒ってますわ」


lw´‐ _‐ノv「しかも、謝らないから余計に怒ってますわ……」

( ><)「……え? だから僕は――」

lw´‐ _‐ノv「? だから、ワカッテマスちゃんが言ってた様に、お兄さまがぽっぽちゃんの下着を漁っていた事には、怒ってないそうですわ……」

 は? ビロードがそんな顔をしました。
 その顔といったら、今までのどんな顔よりも傑作な気がします。
 良いぞもっとやれ、そう思いました。

lw´‐ _‐ノv「……でも、それは初耳だし、やっぱり……怒ってるそうですわ……」

(;><)「ワ、ワカッテマス!?
      アンタ本気で何言ってるんですか!?」

( <●><●>)「昼食の用意をしなくては」

(♯><)「さっき食べたんですー!」

 怒った顔もまた遊び心をくすぐります。
 ああ面白い、面白いのです。

lw´‐ _‐ノv「ビロードお兄さま、思春期にはある事ですわ……」

(;><)「真に受けないで下さい!」



 微笑ましいこのやり取りを見ていたら、ふと私は窓から屋敷に近付く人影が見えました。
 ああ、行かなくては。

( <●><●>)「ちょっとお客様が来たので私は行きますね」

(;><)「逃げた!」

lw´‐ _‐ノv「うふふ……」


( <●><●>)「……何かご用でしょうか、お客様」

( ^Д^)「……」

 お客様、は何も言いません。
 ただし手に持つナイフと隠れている五人が全てを語ります。

( ^Д^)「行け」

 お客様がそう言うと、隠れていた五人が一斉に私に襲いかかりました。
 私はビロード以外の馬鹿は嫌いです。
 一人目二人目三人目、四人目は逃げそうになりましたが仕留めます。

( <●><●>)「一、ニ、三、四……あれ」

 脳天に刺したフォークを回収しながら、人数を数えてみれば。
 一人足りないではありませんか。
 いえ、違いました。

( <●><●>)「てっきり足下に居たので、見逃してました……五人目、と」


 ぐちゃぐちゃ。
 五本のフォークは最初の綺麗さを失い、血や毛髪や何やらがこびりついたものと、化していました。
 全くもって、汚らわしい。

( ^Д^)「……チッ」

 そんな私を見て恐れる事も無く、怒る事も無く、お客様はただ舌打ちしました。
 普段ならすぐ逃げ出そうとするのに。

( <●><●>)「ご用は、なんでしょうか」

( ^Д^)「今更、言わなくたって分かるだろ」

( <●><●>)「……そうですか」


 たんたん、と良い音がして。
 お客様の両手両足にフォークとナイフが刺さります。
 屋敷の壁に貼り付けられたお客様は、痛そうにしながらももがいています。

 屋敷の壁が多少汚れますが問題無いでしょう。
 ビロードが気付く訳もありません。

( <●><●>)「質問を変えましょう……、誰の命令ですか?」

(;^Д^)「ッ……今更言わなくても……分かるだ、ろ」

( <●><●>)「それでは分かりません……はっきり言いなさい」


(;^Д^)「――の爺さんだ、よ……ッ」

 ああ、やっぱり。
 そうでしたか。

(;^Д^)「なあ……生かしてはくれないのか?」

( <●><●>)「だってそうしたら、貴方はまた来るでしょう?
       私は貴方達もあの人も大嫌いです」

(;^Д^)「お前は何で、アイツに仕えてるんだ?」

( <●><●>)「私だって忙しいのです。
       五人もの死体処理をさせられますから……いえ

       六人、です」

 頭にぐさり、とフォークを刺して。
 ここは私一人と六個の死体のみになりました。

 毎回やって来る人の処理は楽では無いのです。
 私以外に誰も居ないので必然的にこれをやらされます。

( <●><●>)「……そういえば」

 処理後、多少血が目立つ壁を拭きながらある事を思い出します。
 何で、仕えているのか。

( <●><●>)「怖いから、ですよ」


( <●><●>)「どういう事でしょう」

lw´‐ _‐ノv「見た通り、ですわ……」

 ちんぽっぽの前で土下座するビロードがそこには居ました。
 大方私のデマで怒られているだろう、と想像がつきます。

( ><)「もう帰っちゃうんですか?」

lw´‐ _‐ノv「はい……ロマには何も言わないで、来ましたから……」

( <●><●>)「そうでしたか、そういえばビロード、あれはどうしました?」

( ><)「あ……あれなら今僕が持ってるんです!」

 ビロードはポケットから袋を取り出して私に渡してきます。
 小さめな紙袋の中には、紫色のリボンが入っていました。

lw´‐ _‐ノv「……?」

( <●><●>)「お嬢様にリボンを」

lw´‐ _‐ノv「あら……」

( <●><●>)「いつもビロードがお世話になってますので」

lw´‐ _‐ノv「ふふ……ありがとう、ビロードお兄さま」


(*><)「喜んでもらえて良かったんです!
      色はちんぽっぽちゃんが選んでくれたんです!」

(*‘ω‘ *)「ぽっぽ!」

lw´‐ _‐ノv「ぽっぽちゃんも、ありがとう……」

 そう言って彼女は帰っていきました。
 もう空はオレンジ色です。

( <●><●>)「夕飯の支度してきます」

( ><)「はいなんです」

(*‘ω‘ *)「ちんぽっぽ!」

 そんな二人を見ていたら、どうかこの『平和な日常』がいつまでも続けば良いなと思いました。
 例えそれに、私が犠牲になろうとも。


――( <●><●>)的平和日常のようです 終わり




お題
・お嬢様にリボンを
・~でございますお嬢様

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