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( ・∀・)跡のようです('A`)   2008.11.06




「あ、が……ぐ、ぅっ……かは、ぁっ…………っ」



暗く狭い、空気のこもった部屋に、男の声がじわりと広がる。
布団の上に転がる男は、首に食い込む太い紐を指先で撫でながら、口を薄く開いて顔の色を変色させていた。

ぴく、とわずかに痙攣するような動きを見せる男は、動脈を押さえ込まれて細い細い息を吐く。

口の端からだらしなくこぼれる唾液、暗くなった顔の色。
耳につけたままのイヤホンから流れる妙に喧しい音楽は、少しずつ遠退くように聞こえなくなって行き。

虚ろな目玉が、ぐる、と上へ回るように動いて
男は、ぷつりと意識を手放した。






( ・∀・)「また、夏に暑苦しい格好してるね」

('A`)「ん……ああ、うん……」


半袖のシャツに緩くネクタイをした青年は、隣を歩く少し背の低い青年の姿に溜め息をつく。
薄手の長袖を着込み、首には厚いマフラーをしっかりと巻くと言う格好の彼は、顔の下半分をマフラーで隠していて。

それでもこの暑い中、彼は汗をかく事なくそこに居る。
マフラーの位置を直す彼に、隣に立つ青年はがっくりと項垂れて、溜め息。


( ・∀・)「ドクオ、何とかならないかなあ……その格好」

('A`)「え、いや……無理……」

( ・∀・)「せめてマフラーからスカーフに変えてよ……」

('A`)「……やだ」

( ・∀・)「けどねぇ、」

('A`)「モララー、小姑……?」

( ・∀・)「オウフ」



彼、ドクオはそばに立っている自販機でよく冷えたスポーツ飲料を買って、キャップを捻ろうとめいっぱい踏ん張る。
めいっぱい。けれど開かない。
隣に立つ帽子をかぶった青年、モララーは、なかなか口の開かないペットボトルをドクオの手からするりと抜き取った。

ぱきぱき、かきん。

軽やかな音をさせて口を開いたペットボトルを、ドクオに返す。


('A`)「……」

( ・∀・)「ん? 飲まないの?」

('A`)「……鬱だ、死のう……」

( ・∀・)「ちょww」

('A`)「絶望した……友達より相当握力がなくて絶望した……あああ…………」

( ・∀・)「もう良いから飲みなさい、ほら、ね?」


あらぬ方向を見てブツブツ呟くドクオの顔にペットボトルを押し付けたところで、やっと受け取られるペットボトル。
両手で持ったそれに口をつけて、ちまちま少しずつスポーツドリンクが減って行く。



やっと四分の一が減ったと言うところでペットボトルは口から離れ、ドクオは深々と溜め息。
蓋を閉めようとしたら、横から現れた手によってペットボトルが消えた。

右隣をひょいと見やれば、そこには今しがた奪われたスポーツドリンクをゴクゴク喉を鳴らせて飲む、モララーが居て。

目を細くしてモララーを睨むが、前を大きく開けたシャツから覗く鎖骨のラインに、睨むのをやめた。
ああ、あそこに雨水が溜まりそうだな、なんて。
鎖骨に溜まった雨水ってのは、美味しいのかな、なんて。

マフラーに隠された自分の鎖骨を撫でて、ドクオは、そっと口を開く。



('A`)「ちんちーん」

(;・∀・)「ブボォッ!!」

('A`)「うわきたねぇ」

(;・∀・)「君が言うな! 君が言うな! なんだよイキナリさあ!!」

('A`)「ちんちんしゅっしゅっwwwあばばばばwwwww」

(;・∀・)「イキナリ卑猥な事を口走るなああああUZEEEEEEEEEEEEEEE!!」




(#)A(#)「正直スマンカッタ」

( ・∀・)「君はアレか、脳に血がうまく回ってないのか、阿呆なのか、だからそんな服装なのか」

(#)A(#)「ちんちん……」

(#・∀・)「くどい!!」

(#)A(#)「ちん……」

( ・∀・)「一人称ですかそうですか」

('A`)「あー暑い」

( ・∀・)「誰かの所為で余計に暑くなりましたよ」

('A`)「露出すれば涼しいよ……裸で打ち水するんだ」

( ・∀・)「君がやれワンタン野郎」

(;'A`)「ワンタン野郎!?」


暫くの話し合いの末、二人はのったりとドクオのアパートへ向かった。



薄暗く狭く空気の重い暑い部屋。不快感要素が集まりきったその部屋に足を踏み入れて、モララーは少し後悔した。

ドクオが台所の冷蔵庫から飲み物を出している間に、その辺りに散らばった幼女系エロ本をせっせと片付けるモララー。
至ってノーマルの彼だからか、二次元幼女の裸に困った顔をしてばかり。

そして、ふと、一本の太い紐を見つけた。
1mちょっとのその紐は、所々が擦れて毛羽立ち、結んだ跡がある。
なんの脈絡もなく存在する紐は、荷造り様でも鞄の紐でも無さそうで。


ふ、と
ドクオのマフラーの下が気になった。



('A`)「ごめんね……カーチャン、ヤクルトしか見付けられなかったの……乳酸菌とってるぅ?」

( ・∀・)「ドクオ」

('A`)「ボケに対して突っ込まないなんて……酷い……」

( ・∀・)「この紐は、何に使ったの?」

('A`)「んぇ? 紐ってそんな……」


(;'A`)「げ」




( ・∀・)「げ?」

(;'A`)「ぇ、あ、う……うぅ……」

( ・∀・)「ヤクルト置いて、こっち来なさい」


厚着のドクオがやっと流した汗は冷や汗で、巨大なヤクルトを机に置くと、俯きがちに仁王立ちのモララーの前までやって来て。

持ち上げられたモララーの手が、ドクオに近づいて近づいて
マフラーを、引き剥がした。


マフラーを失った細く青白い首には、くっきりと赤い跡。
二重三重に巻き付けられた、紐の跡。


( ・∀・)「……何、これ」

(;'A`)「あ、ぅ……」

( ・∀・)「何」

(;'A`)「う…………あうあう」




( ・∀・)「……自殺未遂とか、やめようよ……?」

(;'A`)「ちが、ちが、」

(#・∀・)「何が違うの! 明らかにそれは自殺未遂の跡だろ!!」

(;'A`)「ちがうぅぅ……」

(#・∀・)「じゃあ何さ!? 言ってみろよ!!」

(; A )「く………お、に……」

(#・∀・)「えぇ!?」



(;'A`)「首絞めオナニーですう!!」



( ・∀・)「……はい?」

(;'A`)「首絞めオナニーですう!」

( ・∀・)「二回も言うな」




(;A;)「首絞めオナニーなんですう……」

( ・∀・)「泣かないでよ気持ち悪い……え、何? 首絞めオナニー? 何そのドM臭いオナニー」

(;A;)「圧迫感が好きなんですぅ……うっうっ……」

( ・∀・)「うわあ……まさか、そのオナ跡を隠すためにマフラー巻いてるの……?」

(;A;)「そ、です……」

( ・∀・)



( ・∀・)「引くわあ」


(;A;)「うわあああああんだから言いたくなかったのにいいいいいい!!」




んで暫くして。


( ・∀・)「落ち着きましたか変態」

('A`)「変態っていうなぁ……」

( ・∀・)「まあ自殺未遂じゃなかった様だし……ま、まぁ……死なない程度にね? 変態……」

('A`)「ウツダ……シノウ……」

( ・∀・)「死ぬといいながらオナニーするんだろ」

('A`)「……もう良いよ、オナニー万歳だよ……ははっ」

( ・∀・)「きもい」

('A`)


( ・∀・)「じゃあドクオのドMを祝って、ヤクルトかんぱーい!」

(;A;)「がんばい……」

( ・∀・)「きもい」



おわり。

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