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ξ゚⊿゚)ξと( ^ω^)は祭りに行くようです   2008.10.12

やっとの思いで誘った夏祭り。
お母さんがくれたお気に入りの浴衣を着ながら、千鳥足で歩く。なんで浴衣ってこんなに歩きづらいの?
すぐ近くなのにあまりにも遠く感じて、儚く浮かぶ月が少し怖い。

少しだけ足を速めて目的地にたどり着く。
心臓の動悸が早まる。一瞬全身を駆け巡った胸を締め付けられるような感覚。

足は無様に震え、息遣いも荒くなり、頭がぐわんぐわん揺れてる気がする。
どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうし

( ^ω^)「おっおっおっ。ツン、そんなところでなにしてるお?」

ξ;゚⊿゚)ξ「キャア!」

いきなりかけられた声に心臓が破裂し、全身が上気する。

(; ^ω^)「な、なんだお? どうしたんだお」

私の悲鳴に向こうも驚いたようだ。
そこで、可能な限り速やかに撤退することにした。
(; ^ω^)「どこ行くお。夏祭り行くんじゃないのかお?」

ブーンに肩を掴まれ止められる。
そ、そうだ夏祭りに行くんだ。なにをしているんだろう私は。

ξ゚⊿゚)ξ「べ、別にあんたが夏祭り行きたいって言うんなら(ry」

( ^ω^)「それはこの間話したお」

そうだった。
私はようやくブーンの家の前にいる。
そして今目の前にいるのはブーンだ。 ころころと丸い、やや長身の男。それがブーンだ。
どこか間の抜けた、穏やかな顔。それがブーンだ。
少し危なげで、少し頼りになる。それがブーンだ。

ξ゚⊿゚)ξ「だっらしない恰好ね」

そんなことが言いたいわけじゃないのに、トゲのある声で言ってしまう。

( ^ω^)「おっおっおっ。今準備してたとこだお」

ブーンはわざわざ、私が玄関前にいるのを見つけて出てきてくれたらしい。
変なTシャツにズボンはジャージ。確かに普段着っぽい。
ξ゚⊿゚)ξ「まったく、早く準備しなさいよ。べ、別にあんたのために待つわけじゃ(ry」

( ^ω^)「そうだお。ツン、家にあがるといいお」

ξ;゚⊿゚)ξ「へ?」

( ^ω^)「家で待ってるといいお」

そそそそそそそってもしかして、お誘い? いやそんな私達まだそんな関係じゃないし、でもこれってやっぱりチャンス?
いつものあどげない表情で何気なく言うブーンに、私の心臓は再稼動した。

(; ^ω^)「なにしてるお。早くはいるお」

ブーンは少し困ったように家の中に入ってしまった。

ξ//⊿/)ξ「お、おじゃましまーす」

結局入ってしまった。血液の奔流に私の脳内は真っ白にスプラッシュ。

( ^ω^)「居間で待ってるお。すぐ戻ってくるお」

ブーンは麦茶をテーブルに置いたかと思うと、慌ただしく二階に行ってしまった。

ξ゚⊿゚)ξ「す、すぐって……」

やっぱり一線を越えてしまうのだろうか。それはとても不安で怖い。
申し訳程度に麦茶を飲み、私は洗面所を借りることにした。

ξ゚⊿゚)ξ「……ひどい顔」

鏡台で青ざめた顔がひきつっていた。
心なしか自慢のツインテールも落ち込んでいる。

ξ#゚⊿゚)ξ「しっかりしろ、ツン! お前はツンだろ!」

自分で自分を鼓舞する。元気も沸いてきた。

ξ゚ー゚)ξ「笑顔!」

鏡の自分に微笑みかける。
青ざめた顔に生気が宿っていくのを感じた。心なしかツインテールもしっかりしてきた。

ξ゚⊿゚)ξ「よし!」

鏡に写る自分は少し浴衣に似合わないかもしれない。
でも一生懸命おめかしもした。お母さんにも手伝ってもらった。

ξ*゚⊿゚)ξ「今私は可愛い! はず!」

頬を叩いて気合いを入れ直して、麦茶を豪快に一気飲みした。げほっ、むせた。

( ^ω^)「お待たせしましたお」


タイミングよくブーンがやってきた。
よし、言おう。

ξ#゚⊿゚)ξ「ちょっと、いつまで待たせるのよ!」

ああ、いつも通りになっちゃった。

( ^ω^)「おっおっおっ。ごめんお」

着替えてきたブーンは、Tシャツに軽い上着を羽織った、良くも悪くも無難な格好だ。



(# ^ω^)「動くなお!」

ブーンは怒気を含んだ声で叫んだ。
賑やかな夏祭りにおいて、あまりにも場違いな声に人々は足を止めた。

(# ^ω^)「動くなお! 大事なことなので二回言いました」

繰り返して叫ぶ。
次第に人の流れは止まり、夏祭り全体が異様な空気に包まれた。
笑い声は聞こえなくなり、ブーンの奇怪な姿に息を飲んだ。
全身に花火を巻きつけ、砲台花火を並べている。

(# ^ω^)「夏祭りは中止だお! 今から花火祭りだお!」

その一言を合図に、ブーンはロケット花火を空に向けて放った。
静寂の一時の後乾いた破裂音が響く。
その不可思議な光景は、人々を混乱させるのに十分な働きを持った。

(# ^ω^)「花火百連発だお!」

ざわめく群衆を見て満足げに笑ったブーンは、砲台に着火を始めた。
最初からセットされた花火は状況を把握できない人々に飛んでいき、惨劇をもたらす。

( ^ω^)「たーまやー」

次々に花火を装填しながら、狂った歓声をあげるブーン。
まるでなにかにとりつかれているようだった。

ξ゚⊿゚)ξ「やめなさい、ブーン!」

ツンが花火の間をかいくぐり呼びかけるが、効果はない。

ξ゚⊿゚)ξ「しかたない、あの力を使うときがきたようね」

ツンが握り拳を固めると、ツンの右腕が変形を始めた。

ξ#゚⊿゚)ξ「覚悟しなさいブーン! 衝撃のファーストブリッドォ!」

ξ#゚⊿゚)ξ⊃)゜ω゜)「痛いお!」

よろめくブーンに追撃をかけるように間合いをつめるツン。

ξ゚⊿゚)ξ「撃滅のぉセカンド(ry」

(#) ^ω^)「甘いお!」

ツンが殴ろうとしたとき、ブーンの花火がツンを襲った。

ξ゚⊿゚)ξ「キャア!? やっぱりセカンドはいらない子なの!?」

(#) ^ω^)「おっおっおっ。貴様では我には勝てぬお」

ξ゚⊿゚)ξ「それはどうかしら?」

(#) ^ω^)「なに!?」

ξ#゚⊿゚)ξ「抹殺のぉ、」

(#) ^ω^)「無駄だお、突進はもう効かないお」

ξ#゚⊿゚)ξ「ファイナルブリッドオオォ!」

(#) ^ω^)「は、花火がきかない!?」

ξ#゚⊿゚)ξ⊃^)メメタア

ξ゚⊿゚)ξ「終わった、なにもかも……」

(#) ^ω(#)^)「は!? 僕は一体……」

ξ゚⊿゚)ξ「いいのよ、あなたは操られてただけ」

(#) ^ω(#)^)「ありがとうだお」

ξ//⊿/)ξ「べ、別にあんたのためじゃないんだからね!」

(#) ^ω(#)^)「おっおっおっ」

いったいなにがブーンをああも変えてしまったのか。
花火に魅せられたためか、また違う理由があるのかそれは誰にも分からない。
一つだけ言えること、それはいつあなたがこうなるかわからないということだ。決して他人事ではない。
我々はそのことを忘れてはならないだろう。





お題
・夏祭り
・花火百連発


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