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コイン・ロッカーベイビーズのようです   2008.09.24


川 ゚ -゚)「コインロッカー・ベイビーズって知ってるか?」
('A`)「あ? 知らねえよ。コインロッカーに入ってるベイビーズだろ」

川 ゚ -゚)「お前はその適当さでこの世の中を渡ってきたんだな……」

('A`)「まあな。もっとほめてもいいよ」

川 ゚ -゚)「ほめてないぞ。
そのベイビーズに対して思うところはないのか?
生まれてからずっと、日の光の入らない
ロッカーで過ごさなければいけないんだぞ。
万一発見されても発育障害が残る」

('A`)「まあ、可哀想ではあるな。そんな親の下に生まれたこともだけど」

川 ゚ -゚)「そうじゃない。これは殺人だ。
そんなところに置いておいたら赤ん坊がどうなるかくらいわかるだろう。
自分の子供だからといって、いや自分の子供なのに
どうしてそんなことができるんだ?」

('A`)「俺に言われても……ロッカーから人間の
泣き声が聞こえたら通報するぐらいのことしか」


川 ゚ -゚)「いや、それでいいんだ。それが大事なんだ。
いま社会に蔓延する無関心こそが、この問題の元凶なんだ。
見て見ぬふりがまかり通って、むしろ下手に何かに関わろうとすると
異端扱いされる始末だ。それを変えるには、ドクオのように、
小さいことでも無視せずに、何かアクションを起こすことなんだ」

('A`)「誰でもすると思うけどな」

川 ゚ -゚)「いや、しない。駅前のロッカーに
赤ん坊のかすかな泣き声を吹き込んだテープを入れて、
観察した。7時間待ったが、誰一人として興味を持ったり、
通報しようとした人間はいなかったぞ」

('A`)「お前……その赤ん坊の声って……」

川 ゚ -゚)「ん? ああ。同じロッカーに入ってた」


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