証券 K.2nd:そんなはずはないようです。

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そんなはずはないようです。   2008.08.21


( ^ω^)「おはよーだお、ツン!」

僕の生活は、ツンを中心に回っている。
例えば朝。まずはツンを起こす前に朝食の用意をしなくちゃあいけない。




そんなはずはないようです。




ツンは、目玉焼きよりスクランブルエッグが好きだから、今日は厚切りのベーコンと昨日作って置いた特製のトマトソースで仕上げよう。
そんな風に考えて、料理を終えた僕は満面の笑みでツンを起こしにきた。

( ^ω^)「ツーンー!」
……うーん、なかなか起きない
( ^ω^)「ツン!今日の朝食はいい出来なんだお!……ツン!」
……ツンは最近機嫌が悪いらしい。僕が起こしにきたって、なかなか起きてくれない。
キスだって、ツンからはしてきてくれなくなったし、セックスだって、僕からしか……。

PPPPPPPPPP…




そんなことを考えていたら、電子音がなった。

( ^ω^)「お。ドクオからかお」

そういえば、朝から約束をしていたような気がする。まあ、いいや。今日はツンといたいし、ドクオには謝っておこう。
そう思い僕は携帯をとった。





( ^ω^)「もっしー!だお」

少しふざけながら電話にでる。途端に静か怒る彼の声が聞こえてきた。

('A`)「おい、ブーンなにやってんb(ry」
( ;^ω^)「すまんおー!ごめんお、許してほしいお本気で本当にごめんだお、今度なんか奢るからだから許してほしいお!」

('A`)「……」

秘技、マシンガン・ザ・トーク平謝り
ちなみにこれで許してもらえたことは一度もない。いつも、電話越しにもわかるような呆れた顔をされるだけだ。

(;'A`)「……しょうがねえなあ、なんか用事か?」

はああ、と深い溜め息が聞こえた。……なんとか呆れてもらえたみたいだ。

( ^ω^)「ふふ、今日はツンと一緒に居たいんだお!ごめんだお、ドクオ」

僕はニコニコと笑顔でドクオに訳を話す。
年齢=彼女いない歴+最近、素直さんにフられたドクオには嫌な話だったかも知れない、と言ったあとに思った、が。電話の向こうは時間が止ったように静かになった。



('A`)「……お前、さ」
( ^ω^)「お?」

少しの沈黙のあと、ドクオが口を開いた。

('A`)「何、言ってんだよ……」

(#'A`)「いい加減現実見ろよ!!」

聞こえたのは、先ほどと同一人物だとは思えないほどの大きい、怒鳴り声。
耳に声が残る。キーン、と甲高い耳鳴りがした。……わけがわからない。何故ドクオは怒っているんだろう?

( ^ω^)「なんなんだお、ドクオ。……お前は」

('A`)「……ブーン?おま、」

イライラする。
なんだよ、なんなんだよドクオ。僕は今からツンと幸せな時間を作ろうとしてるっていうのに

( ^ω^)「なんでそんなに怒ってるんだお?ねえ、ドク」

(#'A`)「 っ、ブーン!! 」






嫌な予感がした。でも、もう遅かった。
ドクオの声が電話を越えて僕の脳内へと呼び掛けるように響いた。







(#'A`)「 ツ ン は も う 、 死 ん だ ん だ よ ! 」







頭を、金槌か何かで殴られたような……そんな感覚がした。僕は、そのまま無言で携帯の電源を切った。
ドクオが事故だとか、何か叫んでいたような気がしたけど、気にしない。気にしてはいけないんだ。

( ^ω^)「……」

ツンのほうへ目線を向ける。寝転ぶツンの横へと座りそっと、ツンへと手を伸ばす。
綺麗な金色の髪を掻き分けたとき、微かに赤黒い血の塊が見えた。

( ^ω^)「ドクオは可笑しいお」
そっと呟く。ツンに口付ける。
( ^ω^)「ツンはここにいるお。僕のそばにいるんだお。ねえ、ツン」

死んでいる?そんなはずはない。そんなこと、あってはならないんだよ。
……ツンは、何も喋りはしない。ただ僕を通して輝きを失った瞳で何かを見つめている。だけど僕はそれでいい、それで幸せ。
そばにいれば、それでいい。僕が今感じていること、それが真実。
現実なんだ。永遠に。

( ^ω^)「ツン……愛してるお」


  終わり

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